車載機の音声認識(VR)と音声支援(VA)自動化テスト

Nextgen | 2022年6月29日 | ブログ投稿

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音声支援機能は、現在殆んどの車両に搭載され、そのアプリも拡大しています。音声支援を利用し目的地を検索し、外部と通話をしたり、音楽を楽しんだり、各種車両機能を安全に制御することに役立ちます。車内環境において、すべてのドライバーに音声支援機能の正常動作を保証することで得られる安全性とドライバー満足度は非常に大きいと言えます。

近年、クラウドコンピューティングとAI技術の進歩に伴い、音声支援機能は消費者が家庭で楽曲を選択したり、家電製品や各種ユーティリティ制御も支援しています。また、エンドユーザー顧客を対象とする企業様の電話による問い合わせ対応は、ほとんどの場合、音声ガイダンスを使用して顧客を誘導し基本的な顧客サポートの質問に答えています。この様に、今日の消費者、特に若い世代層では、音声技術を使用することはよく認知されていると言えます。

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また、音声支援サービスは車載HMIに搭載されており、車載機管理や、ナビシステムに目的地を見つけて案内します。音声コントロールは、今日の自動車において主に使用される複雑なHMI機能を制御する安全で便利なソリューションとなっています。これは、今日のHMIシステムの主要なさまざまな機能が簡単なフレーズの形に変わります。たとえば、ユーザーがHMIをナビゲートする必要があるときに同時に室温を調整したい場合があります。この場合、音声サービスを使用して「室温を23度に変更」と指示すると、すぐに関連する機能が便利で安全に動作します。

しかし、家庭内環境とは異なり、車両内環境には解決すべき独自の課題があります。ここでは、音声サービスの自動化テストの価値とその活用で得られる利点を見てみましょう。

車内環境

車内環境は、音声サービスのテストでいくつかの特定の問題を抱えています。まず、音響環境は、車内暖房と換気システム設定により大きく変わることがあります。例えば、車内換気装置の防錆機能動作中、換気ファンは急速に回転しながらかなりの騒音を発生します。

同様に、車速の増加につれ、道路の騒音発生要素(低周波騒音を含む)が増加し、音声認識システムの性能に影響を与える可能性があります。また、搭乗者の騒音など他の要因でも音声サービスが認識するオーディオスペクトルが複雑になり、その動作に影響を与えることになります。

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手動テスト対VR(音声認識)自動化テスト


開発中の音声支援システムのチューニングは、テストを実行するエンジニアが搭乗した車両のプロトタイプで行われます。しかし、このプロセスは、関連する言語と必要な運転条件をカバーするために費用と時間がかかります。時間を節約するために2~3人のテスト実行者がテストの全体経路にわたってシステムを操作し、車両に搭乗する必要があります。現在、世界中のCovid-19緊急事態において、これらの路上実車テストはソシアルディスタンス確保などの影響で実施が容易ではありません。

音声支援システムは、人間が直接テストするのが最も理想的ですが、状況に応じてそのテストを行う人間が意図せず変更されたり、声が環境の影響などに変わり、テストを行うための音声コマンドを常に一定に保つのは難しいと言えます。

自動化テストに関する考慮事項

音声テスト自動化には、次の3つの要素を考慮する必要があります。

(1)テストフレーズライブラリ:一定のオーディオ環境で人間から直接録音されたオーディオ音声ファイルです。異なる速度で走行する車両で録音するのが理想的と言えます。対応する音声ファイルを分類後、音声支援システムをテストできます。

(2)車内環境:車内の音響環境は、車速、搭乗者数、HVAC(空調システム)の設定、その他のオーディオの影響を受ける可能性があります。実際の車両を使用することは、自動化テストの理想的な環境です。車両はテスト期間中にわたって常に同じ環境条件を維持します。

(3)道路騒音:道路騒音は車両内の音声制御システムの性能にとって重要な要因であり、トランスミッションやエンジンの振動など他要因とともに測定したい性能に影響を与えます。高品質の車載レコーディングにより、車外に近接して配置されたラウドスピーカーやテストサウンドを使用して、車両の騒音をシミュレートするための優れたリファレンスを作成できます。

車内音声支援システム自動化テストの一般的なテスト構成と配置図は以下のようになります。

 

VR automated test setup

上の配置図では、Nextgen ATAM Connectソリューションはテスト用の音声ファイルを選択し、各音声入力コマンドに対してIVIシステムの音声支援機能に従って、出力される結果が正しいことを確認します。自動化テストシステムは、対応する音声コマンドの応答を確認し、テストが合格または失敗したことを確認します。テスト中は、個別にオーディオとビデオのログ(レコーディング)を自動的に取得します。

音声認識と音声支援の自動化テスト

自動化テストにより、製品のリリース時間を短縮し、音声支援テストに必要な総コストを大幅に削減できます。テストはCI/CD開発プログラムの一環として、1日24時間/週7日テストを続行でき、テストエンジニアはテストプログラムを即座に編集できます。

Nextgen ATAM Connectについて詳しくお知らせします。

より堅牢な自動化テストにより、VR(音声認識)/VA(音声支援)機能を使用したさまざまなユースケースでその動作と機能を保証し、どのように役立つかについて様と話し合うことができます。

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